Q&A

よくあるご質問 - 瞬間接着剤について

皮膚についたら、どうしたら良いですか?

・皮膚についた場合は絶対に無理にはがそうとしないでください。皮膚を傷めます。
・指や手がくっついてしまったら、40℃位のお湯の中でもむようにすると徐々にはがれます。
・指や手や皮膚に付着している硬化物は、新陳代謝により2~3日で自然に取れます。また、市販の瞬間接着剤用のはがし液やアセトンを含む除光液などで溶かして取ることもできます。 はがれた後は、石けんでよく洗って、なるべくハンドクリームをつけておいてください。

接着剤が目に入ってしまった。

・目に入った場合は、絶対に目をこすったり、なるべく瞬きをしないでください。眼球を傷つける場合があります。少量でも硬化するときの熱と急性の炎症で痛みがありチクチク、ヒリヒリします。
・すぐに流水で15分以上洗眼し、医師の診断を受けるようにしてください。
・まぶたが着いてしまったときは無理にはがそうとせず、流水で15分以上流し、医師の診断を受けるようにしてください。
・はがし液やシンナー(溶剤)などは絶対に使わないでください。

口に入ったら、呑み込んでしまったら。

・口の中は水分が多いので、接着剤の量が少なければすぐに固まります。あわてずに大量の水で口をすすぎ、固まったものを手で取ってください。
・量が多い場合はやけどの恐れがありますので、すぐに水で口をすすぎ冷却した後、直ちに医師の診断を受けてください。
・口の中の粘膜や舌および唇についたものは無理にはがさないでください。口の中を傷つけてしまうことがあります。
・接着剤の固まったものは特に健康障害を起こすことはありませんので、あわてずに医師の手当を受けてください。
・はがし液やシンナー(溶剤)などは絶対に使わないでください。

衣類に接着剤をこぼしてしまった場合。

・衣類に付いた接着剤は、無理に取ろうとせず、専門のクリーニング店に依頼してください。 
・接着剤が万一、衣類に多量にしみ込んだときは、急激な発熱によりヤケドをすることがあります。あわてて衣類を脱がずに、まずは大量の水をかけてヤケドにならぬよう、しばらく冷やし続けてください。水で固まった接着剤はその後で処理してください。
・完全に除去することは困難です。自分で取る場合、市販の瞬間接着剤用のはがし液を用いて取るより方法はありません。
 
はがし方:
①はがし液を衣服のきれはしに付けてみて、溶けないこと、変色しないことを確認してください。
②はがし液をポリエチレン又は陶器の器に入れ、接着剤のついている個所をその中に浸けてください。
③液がしみ込んだら、取り出して白いティッシュペーパーで裏表からはさみ、たたくようにして液をしみこませてください。
④これを数回繰り返してください。

家具や机などに接着剤をこぼしてしまった場合。

・こぼした直後は、接着剤が固まらないうちに、ポリエチレン製の手袋をした上で、布などで手早く拭き取ってください。拭き取った布を放っておくと、急激に発熱して蒸気が発生し、目やのどを刺激することがありますので、人のいない所へ持っていき、固まるまでそのままにしてください。
・固まった場合は、市販の瞬間接着剤用のはがし液やアセトンを含む除光液などを塗り、布でふき取ってください。完全に取り除くことはできませんが、何度か繰り返すことで徐々に取れます。ただし、樹脂やコーティングされたものについては、表面が溶解、変色させる恐れがありますので目立たないところで試してから使用してください。

こわれた食器を接着してもいいですか?

・接着箇所から液体が漏れたり、耐熱性を保てない可能性があるためおすすめできませんが、ご利用になっても害はありません。

眼鏡のレンズについてしまった場合

・レンズがガラスの場合は、市販の瞬間接着剤用のはがし液を綿棒などにしみこませてゆっくり接着剤を溶かして取り除いてください。ただし、コーティング剤は取れる可能性があります。
・レンズがプラスチックの場合は、はがし液で溶けてしまうので、うまく取る方法がありません。

接着したものの周辺が、白くなってしまった(白化現象)。

・白化現象とは、接着してはみ出た液が硬化する前に蒸発し、空気中の湿気と反応して、細かい硬化物になって雪が降るように付着するために起こった現象です。
・乾いた布でこするか、市販の瞬間接着剤用のはがし液などで取り除いてください。ただし、はがし液は樹脂を溶解する恐れがありますので、プラスチックや塗装面には、はがし液を使用しないでください。

接着した周りを白くならないようにするには?

・接着剤をつけすぎないように、はみ出さないようにしてください。
・接着後は密閉せず、風通しのよい所においてください。

接着できないものは?

・ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン、フッ素樹脂、PET樹脂などのプラスチック製品や粗めの木材(接着剤が染み込んでしまうもの)、素焼きの陶器など。
・アクリル、ポリカーボネートやポリスチレンはひび割れや、溶けることがあります。
・革、布、紙はうまく接着できなかったり、硬くなって風合いを損なうことがあります。
・入れ歯や差し歯には使用しないでください。また、飲み物や食べ物が直接触れる場所には使用しないでください。

接着剤が、なかなか固まらないのは何故?

・塗布量が多く、接着剤の厚さが厚くなるほど固まるまでに時間がかかります。できるだけ少ない量で接着し、十分に押さえる様にしてください(塗る時には広げずに、接着面で押し広げるように)。
・接着温度が低いと、硬化が遅くなり接着しにくくなります。接着するものをあらかじめ温めておくと、接着速度を早くすることができます。

接着剤の保管方法は?

・一度、開封された接着剤を保管する場合はキャップ・ノズル等をよく拭き取り、しっかりとキャップを閉めてなるべく湿気が少なくて温度の低いところで保管してください。
(一度、開封すると空気に触れてしまうので硬化しやすくなりますので早めにご使用ください。)
・未開封の接着剤の消費期限は約1年半~2年となっていますが、保管状況により異なります。